自助会ってどういうもの?
自助会ってなんだろう?
自助会とは、言葉の通り自分を助ける会のこと。例えば、発達障害、精神疾患、依存症のある方、あるいは家族を自死で亡くされた方など、いわゆるマイノリティ(一般的に少数の人しか経験していないようなものを抱えて悩んでいる)の方同士で集まって、なかなか共有できない気持ちや悩みを語り合う場です。
自分と同じような経験や障害や病気を持つ人同士で、語り合うことで、「こんな思いをしているのは自分だけ」「誰にも分かってもらえない」という孤独感から解放されます。
医療機関や公的な支援ができることはあるかもしれませんが、共感をもらえる、共感できるという体験は、自助会ならではです。基本的に「語り合う」という行為のみで、親睦を深めることなどはありません。
公的な機関が運営している自助会もありますが、基本的には有志によるボランティア、当事者もしくは当事者家族によって運営されています。
どんな人が参加できるの?
会によって、テーマや参加要件はさまざまです。
当事者(=テーマになっているものを抱えている本人のこと)だけでなく、当事者の家族を含むこともありますし、支援者(=公的な機関だけでなくボランティアも含む支えようという意欲のある方)が参加することもあります。
ここでは、発達障害に係る自助会をご紹介します。
わかやまムーン(発達障害に係る自助会)
「わかやまムーン」は、発達障害の自助グループです。さかいハッタツ友の会(発達障害の自助グループを主宰してます。家族会と当事者会があります。開催回数と年間のべ参加者数で日本一のセルフヘルプグループ)のひとつとして、2019年11月より運営しています。
「わかやまムーン」では、次に示すルールに沿って会が運営されています。
- 言いっぱなし聞きっぱなし
- ケンカをしない
- 誰でも呼ばれたい名前で参加できる
- メンバー同士、個人的に連絡しない
- 時間通り集合、解散、途中参加自由
- 語らうこと以外は、原則しない
そのほか地域の自助会
自助会の掲載を希望される方がおりましたら、メールフォームよりご連絡ください。開催場所や日時、内容をご紹介させていただきます。
名称 | 対象者 | 開催場所 | 開催時期 |
わかやまムーン | 発達障害に係る方全般 (当事者・家族・支援者) | きずなライブラリー (和歌山市毛見1130-1) | 毎月第3木曜日 18:00-20:00 |