第11号(2022年2月15日号)
コーピングを武器にしよう
ストレスを全く感じない一日というのはありませんよね。ストレスは生活につきもの。ストレスと戦う時に役立つ武器を今回はご紹介します。
「コーピング」って言葉を聞いたことは、ありますか?「ストレスコーピング」と呼ばれることもあります。「コーピング」には、対処するという意味があり、ストレスを上手く処理することを意味しています。
コーピングには、下記にあるように3パターンあります。①問題焦点型(=ストレスの原因を解決しちゃおう)②情動焦点型(=自分の考え方を変えてみよう)③ストレス解消型(=ひとまず休憩で気晴らししよう)の3つです。
なかなかストレスから抜け出せない方は、コーピングの具体例を参考に、自分に適したコーピングを実践できているか振り返ってみましょう。
ひとまず休憩で気晴らししよう
ストレス解消型コーピング
- リラックスして休む時間を作る
- マッサージや運動で気分転換する
自分の考え方を変えてみよう
情動焦点型コーピング
- 気持ちを書き出して整理する
- 自分以外の人の考え方を聞く
ストレスの原因を解決しちゃおう
問題焦点型コーピング
- 業務内容や環境の変更を相談する
- ストレスのある方法を変更する
これらのどれを選んで、立ち向かうか作戦を立てなければいけません。作戦会議の時には、自分以外の誰かに話して、相談してみるのがオススメです。
- ストレスの原因
- 自分の置かれた環境
- 自分の気持ち
などをメモやノートに書いて整理してみる方法も有効です。個人情報に注意さえすれば、SNSにつぶやくのも、客観的に振り返れて良いですよね。
とにかく試してみて、効果が薄ければ違う方法を試してみるというのも良いかもしれません。
上手くいったコーピングを書いておくことを、「コーピングリスト」と呼びますが、使える武器を知っておくことが最大の武器です。
【投稿記事】パワハラ ~ひとりで悩まないで~
皆さん、寒くなってきましたが、体調は大丈夫ですか?
「パワハラ」は、皆さん一度は耳にしたことがあるんではないでしょうか?
労働政策総合推進法の改正により2020年6月から、職場でのパワーハラスメント対策が中小企業を除く事業主に義務付けられました。2022年4月からは、中小企業にも義務付けられます。
パワハラを受けたときは、ほかの労働者のためにも、我慢せずに相談しましょう。そのことが社会的な「善」を求める運動にもマッチすると思います。
地域の労働局には総合労働センターという相談窓口があります。
そのほか、労働に関する全般的な相談先として、労働情報センターや司法書士会、司法書士会が運営する司法書士総合相談センターなどの相談窓口もあります。
職場でのいじめや嫌がらせだけでなく、採用・解雇・賃金値下げなどの労働問題の相談にも対応しています。
そのほか、労働問題(労働者側)に関する法律相談(面接相談)として、弁護士会夜間無料電話相談などもあります。法的手段に訴えることを考えておられる方にはいいかもしれません。
(参考)厚生労働省「あかるい職場応援団」https://www.no-harassment.mhlw.go.jp
【はたらくオトコシリーズ】
和歌山県立紀伊風土記の丘
和歌山市岩橋1411番地
業務補助員
風土記の丘敷地内の清掃などを行っています。
昨年の春に学校を卒業して夏に就職しました。
特に夏は暑くって、大変でしたが、乗り切り
ました。外の仕事も中での仕事も大変です。
僕は、頑張って働いています。
編集後記
これは、きかんじょうほうし、わ、わ、わです。はたらく、はたらきたい、ひと、をおうえんする、ためのものです。2022ねん、はじまりました。コロナが、おさまるのは、まだちょっと、かかりそう。ストレス、に、たちむかう、コーピング。あたらしい、ぶきを、てにいれて、ことしも、のりきろう。