第2号(2019年11月23日号)
アビリンピック全国大会に行ってきました!
今年11月に愛知県で開催された全国障害者技能競技大会(=アビリンピック)に参加してきました!当事業所からは、人は違うものの3回目、ワードプロフェッサに出場です。今回は、天皇陛下御即位記念、技能五輪との共同開催でした。
アビリンピックは、アビリティ(能力)とオリンピックを合わせたものであり、日頃の訓練や業務の中で培った技能を競います。また、企業や一般の方々に障害のある方の職業能力への理解を深めてもらうことが目的です。精度も速度も実務者(障害のない人)平均を上回るハイレベルさです。
全国障害者技能競技大会(アビリンピック)は、1964年(昭和39年)に開催された東京パラリンピックを参考に企画され、第1回大会は1972年(昭和47年)11月に千葉県千葉市において、当時の皇太子妃両殿下をお迎えして、開催されました。大会は旋盤や洋裁、広告美術やラジオ・テレビ修理など15種目の競技に36都道府県から133人の選手が参加して開催されました。 また、第1回大会から第25回大会まで千葉県を舞台として開催してきましたが、第26回(平成14年)より、全国的に障害者の雇用促進に関する気運を盛り上げるため、技能五輪全国大会と同時又は同時期開催により、熊本県、宮城県、山口県、香川県、千葉県、茨城県、神奈川県、長野県、千葉県、愛知県、山形県、栃木県、沖縄県と地方都市で開催してきました。第39回大会となる今回は、愛知県で2回目の開催になります。
「第39回全国アビリンピックガイドブック(アビリンピックの歴史)」より
「理容」と「フォークリフト操作」2つのデモンストレーション競技を含め、25種目の開催でした。地方大会で優勝した選手が集まります。
アビリンピック全国大会レポ
全国大会は開会式がとっても豪華です
全国大会では、開催地の知事による挨拶に始まり、非常に豪華なゲストが選手を応援してくれます。今回の愛知県大会では、まさかのSKE48が登場!地元の高校生和太鼓部とのコラボは圧巻でした。ここでしか見れない景色がありますね!
障害者ワークフェアって?
アビリンピックの一環として開催されている障害者の雇用に関わる展示や体験ブースです。毎年のように開催地の支援学校や福祉事業所による展示販売、特例子会社の企業紹介、就労支援機器の展示や体験を見ることができます。
前回は、開催地沖縄県で島だからこそということもあるかもしれませんが、在宅ワーク、ICTの活用といった展示が目立っているように感じました。今回は、電子機器組立などの体験ブースが多いことも印象的でしたが、何よりもビューティーコーナーと題したブースが目立っていました。今年から競技として加わった「ネイル施術」の影響もあるかもしれませんが、ネイルの体験コーナーや視覚障害者向けの美容ブースなどに熱い視線が注がれていました。
また、エイブルアートカンパニーをはじめ、クリエイティブな展示やデザイン性の高い販売物が並んでおり、仕事があるということだけでなく、その質を高めることが求められていることを感じます。消費者や企業は当然、質の良い仕事を求めており、働くスタッフにとっても、確かな自信になる仕事が求められています。
愛知ふらり観光情報
名鉄「常滑駅」から徒歩5分、道路沿いのコンクリート壁に「巨大招き猫」とこにゃん、「御利益陶製招き猫」39体、「本物そっくりの猫」11体があり、「招き猫通り」の名で親しまれています。近くには窯元が並ぶやきもの散歩道もあり、すてきなスポットです。
編集後記
これは、きかんじょうほうし、わ、わ、わです。はたらく、はたらきたい、ひと、をおうえんする、ためのものです。こんかいは、あびりんぴっく、とくしゅう、でした。たいかいが、おわって、すぐの、わくわくを、つたえたいなあ、とおもって、かきました。らいねんも、これからも、すきるあっぷ、めざすぞ!