第5号(2020年8月17日号)
働き方改革とは
「働き方改革」という言葉をテレビなどで耳にすることが増えましたね。実は、日本では、少子高齢化(生まれてくる子が少なく、高齢の方の割合が多いこと)が進むことで、働く人の数が減ってきています。
働くことができる人を増やしていこう、仕事を辞めてしまう人を減らしていこう、ひとりができる仕事を効率良く増やしていこう、という改革のことを「働き方改革」と呼んでいます。具体的には、長時間労働をやめること、正規職員と非正規職員の賃金の差を減らすこと、テレワークや副業といった色んな働き方を提案することなどが挙げられています。有給休暇(賃金が支払われる休暇日のこと)を取得することやハラスメント(嫌がらせ)を禁止することなども「働き方改革」の一つと言えるでしょう。
また、働きたいと思ってもらえる企業づくりも「働き方改革」の中の大きなテーマです。「給料は我慢料だ」という言葉がありましたが、すっかり古い言葉になってしまったかもしれません。仕事場で気になることを黙って我慢せずに伝えることで、改革の助けになるかもしれませんね。
【新しい働き方レポート①】分身ロボット
株式会社 オリィ研究所
コミュニケーションテクノロジーの研究開発および製造販売
https://orylab.com
病気などによって身体を動かすのに制限がある、入院している、そんな場合でも代わりに自由に動いてくれる分身ロボットがあることを知っていますか?オリィ研究所の「OriHime(オリヒメ)」です。
この夢のようなロボットによって、重度の障害状態にある方がロボットを遠隔操作してカフェスタッフとして働くといった実験的なイベントが開催されました。イベントでは寝たきりの人でもロボットを操作してカフェでの接客を行いました。どんな時でも働ける、社会の一員になれる、夢のような未来はすぐそこまで来ているかもしれません。
【新しい働き方レポート②】テレワーク
株式会社 沖ワークウェル(OKIワークウェル)
特例子会社/ホームページ作成・デザイン
https://www.okiworkwel.co.jp
テレワークとはITを使って時間や場所にとらわれない働き方のことをいいます。自宅にいながら働く、旅行先で働く、家事の合間に働くなどです。おおむね、在宅勤務のことをいいます。特例子会社(障害のある方を雇用するために設立された会社・障害特性にあった就業規則など配慮があり、労働者の大半が障害のある方)の中にも、在宅勤務を実現している会社があります。
株式会社沖ワークウェルでは、『ワークウェルコミュニケータ』という独自のツールを活用し、音声でのやり取りを常時可能にしています。通勤ができなくても働けるという時代は、すでに来ています。ITツールの活用は、未来を明るくしますね。
年次有給休暇ってどのような制度?
「有給休暇」や「有休」って、聞いたことありますか?出勤しなくても、給料をもらうことができる休みのことです。一定期間(半年間)以上勤務が続いた人に与えられます。2019年4月労働基準法の改正によって、使用者は年5日は年次有給休暇を取得させることが義務化されました。
有休を取る場合は、休みたいと考えている日の前に勤務先の上司等に相談し、了承をもらっておく必要があります。フルタイムでもパートでも、有休は会社の就業規則に沿ってもらうことができます。フルタイムの人だと年10日程度もらえます。
就業規則には、会社で働く時の規律や労働条件が書かれています。常時10名以上働く企業には就業規則がありますが、小規模だと作成していない場合もあります。
【ビデオ電話ツールいろいろ】
会いたい時に会って話せるということが貴重だなあ、と感じる日々です。ビデオ会議ツールを使ったオンラインのイベントがとっても増えましたね。ここでは、無料でビデオ電話することができるツールを2つをご紹介します。
ZOOM(ズーム)
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
Facebook Messenger(フェイスブック・メッセンジャー)
https://www.messenger.com/
編集後記
これは、きかんじょうほうし、わ、わ、わです。はたらく、はたらきたい、ひと、をおうえんする、ためのものです。かいしゃに、いかずにはたらく、ひとが、ふえました。はたらく、ための、くふう、みんなで、なやむ、かんがえる。たいへん、ですが、わくわく、しますね!レッツトライ、やってみよう!でへんかする。