第8号(2021年5月14日号)

発達障害はったつしょうがいってどういうこと?

発達障害はったつしょうがい」という言葉ことばをよくくようになり、ごくたりまえ日常会話にちじょうかいわでもみみにすることがえました。ただ、発達障害はったつしょうがいについて説明せつめいできるかたは、たとえ当事者とうじしゃであってもすくないかもしれません。

発達障害はったつしょうがい疾患しっかんではなく、まれつきのう発達はったつ特性とくせいがあり、特性とくせいつよいためにトラブルをかかえやすい状態じょうたいにあるひとのことをいいます。特性とくせいのことを凸凹でこぼこ表現ひょうげんすることもあります。

ちなみに、いくら特性とくせいつよくてもトラブルごせているひと発達障害はったつしょうがいとはびません。発達障害はったつしょうがいぎゃくで、より平均的へいきんてき状態じょうたい定型発達ていけいはったつびます。発達障害はったつしょうがい定型発達ていけいはったつさかいは、じつははっきりかれておらず、かれた環境かんきょうによっても左右さゆうされます。発達障害はったつしょうがい対処たいしょしていくには、「なおすのではなく、れる」とわれるゆえんです。特性とくせい把握はあくしたうえでトラブルを解消かいしょうつづけられたなら、「なおった」とってもいのかもしれません。


発達障害はったつしょうがいには、①ASDえーえすでぃー自閉症じへいしょう、アスペルガー症候群しょうこうぐんそのほか広汎性発達障害こうはんせいはったつしょうがい)、②LDえるでぃー学習障害がくしゅうしょうがい)、③ADHDえーでぃーえいちでぃー注意欠陥多動性障害ちゅういけっかんたどうせいしょうがい)といくつかのタイプがあり、かさなることもおおく、ひとによって状態じょうたいはさまざまです。

また、発達障害はったつしょうがい定型発達ていけいはったつどちらともいえない中間層ちゅうかんそうのことを、「グレーゾーン」とびます。診断しんだんするのは医師いしですが、医師いしによってちが診断しんだんをもらうこともめずらしいことではありません。

(図)発達障害の分類イメージ

(下)発達障害の分類別 特性あるいはトラブルの一例

  • うらまず、言葉通ことばどおりに理解りかいする
  • 雰囲気ふんいき目配めくばせがつうじにくい
  • 曖昧あいまい表現ひょうげんだと混乱こんらんしてしまう
  • 意味いみもなくおな動作どうさかえ
  • つよいこだわりがある
  • きなものに熱中ねっちゅうぎる
  • 会話かいわかるが、ぶんだとめない
  • 文法ぶんぽう句読点くとうてんをいくつも間違まちが
  • 音読おんどくするとひどくゆっくりになる
  • 数字すうじても大小だいしょう理解りかいできない
  • ひとけたの計算けいさん暗算あんざんできない
  • げができない
  • おもいついたことをすぐ行動こうどううつ
  • ものくしたり、約束やくそくわすれる
  • つねうごき、じっとしていられない
  • 時間じかんまもることが極端きょくたんむずかしい
  • かっていても指示通しじどおりできない
  • 衝動買しょうどうがいなど衝動的しょうどうてき行動こうどうおお

移転いてんのおらせ】6がつにちより新住所しんじゅうしょ移転いてんいたします

この機関情報誌きかんじょうほうし発行はっこうしている一般社団法人和乃絆いっぱんしゃだんほうじんわのきずな事務所じむしょ今年ことしがつから、毛見けみ移転いてんします。それにともない、「就労移行支援事業所しゅうろういこうしえんじぎょうしょマイパレット」「自立支援教室じりつしえんきょうしつひだまりカフェ」「就労定着しゅうろうていちゃくサポートしつあしたば」の3事業所じぎょうしょ移転いてんすることになりました。今後こんごとも、よろしくおねがいたします。

【和歌山県障害者技能競技大会(アビリンピック和歌山2021)】

各都道府県における障害者の技能競技大会(地方アビリンピック)は、障害のある方々が日ごろ培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々が障害者雇用に対する理解と認識を深め、その雇用の促進を図ることを目的としています。

高齢・障害・求職者雇用支援機構ウェブサイトより

地方アビリンピックである和歌山大会では、今年は次の8種目が開催される予定です。なお、成績優秀者等は、県代表として全国大会の参加選手に推薦される場合があります。

  1. ワード・プロセッサ
  2. パソコンデータ入力
  3. 喫茶サービス
  4. 製品パッキング
  5. ビルクリーニング
  6. オフィスアシスタント
  7. ネイル施術
  8. 表計算

自分の技能を大会で試すことは、とてつもない緊張感ではありますが、出場した選手にしか分からない多くの学びがあります。今年は残念ながら無観客開催ですが、出場しない方も要チェックの大会です。

【イベントのおらせ】

【中止になりました】発達障がい者の雇用や大人の発達障がいでお悩みの企業経営者・人事・採用後担当者向けセミナー「ダイバーシティ―セミナー」

この度の緊急事態宣言延長に伴い、皆様には、多大なるご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ありませんが、開催を中止することになりました。 代替開催が正式決定致しましたら、改めてご案内させて頂きますので、何卒ご理解賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

  • 開催日/2021年5月22日(土)
  • 会 場/和歌山市福祉交流館あいあいセンター
  • 時 間/13時30分~17時00分(受付13時15分~)
  • 対象者/企業経営者・人事・採用担当者・支援者15名限定
    発達障がい当事者・ご家族15名限定
    ※先着順、第1部と第2部の両方に出席できる方
  • 費 用/無料(参加申し込み必須)
    ※撮影及び録音及・録画は固くお断り致します。
    ※マスクの着用をお願いします。

第1部★13時30分~14時00分
「発達特性と発達障がいの違い」
講師/JCDA(日本キャリア開発協会)
「企業におけるニューロダイバーシティの理解と雇用促進」
研究会座長 志岐靖彦 氏

第2部★14時00分~16時00分
「発達障がい者と企業の方との意見交換会」
企業でいきいきと働いている本当の理由、
企業でいきいきと働けなくなった本当の理由など
発達障がい者の生の声をお聞きください。

協働主催:いきいきムーン・わかやまムーン・一般社団法人和乃絆

編集後記へんしゅうこうき

これは、きかんじょうほうし、わ、わ、わです。はたらく、はたらきたい、ひと、をおうえんする、ためのものです。あたらしい、せいかつ、あたらしい、しごと。わくわく、と、しんどいは、じつは、となりあわせ。あたらしい、ところで、さいしょに、さがすのは、こころの、おあしす。いやしを、みつけて、おこう。



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