WRAP®(元気回復行動プラン)
Wellness(元気)Recovery(回復)Action(行動)Plan(プラン)
WRAP、もしくは元気回復行動プランって、聞いたことがありますか?
WRAP(=元気回復行動プラン)は、アメリカで精神障害を持つ方たちによって作られた考え方です。自分で自分のために準備しておく行動計画のことをいいます。
自身も精神障害を持つ当事者のメアリー・エレン・コープランド氏を中心に作成され、広まりました。当事者同士の集まり、当事者会でメアリー・エレン・コープランド氏は、メンタルダウンした経験を乗り越えて健やかさをキープしている人には共通点があることに気付きます。
それは、自分のことをよく理解している、取扱説明書を持っているということです。
WRAP(=元気回復行動プラン)は、精神的な不調に見舞われた時、回復(リカバリー)するために行動する内容を自分で決めて、自分で実践するというもの。
自分のために作る自分の取扱説明書のようなものです。
5つの考え方と6つの行動計画
作成する時には5つの考え方を元にして取り組みます。
まずは「いい感じの自分」をイメージして目標設定し、次に自分を元気にしてくれること(=元気に役立つ道具箱)を書き出してみます。元気に役立つ道具箱からヒントを取り出しながら、6つの行動計画を作成していきます。
元気回復行動プラン作成のためのワークシート
ワークショップや書籍もありますが、自分なりに作成してみるのも良いかもしれません。
ここでは、作成のヒントになるようなワークシートを掲載しています。